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不妊治療(Infertility treatment)

情報更新日:2008年12月28日

 

生殖補助医療と着床前遺伝子診断(PGD)の専門センター

《10年安心IVFプラン 10日間滞在について》

一人で悩む必要はありません。

一生のうち、夫婦が何らかの不妊経験をする確率は六分の一です。妊娠を望んでいるのに一年以内に妊娠しない、35歳以上の女性で半年以内に妊娠しない、人工受精を何度か試みたが妊娠しない、何回か流産をした等。スーペリアーARTでは不妊問題のそれぞれのステップにおいてサポートいたします。

スーペリアART

スーペリアーARTを選ぶ理由は?

スーペリアーA.R.T.は東南アジアにおける生殖補助医療研究所の拠点としてシドニーIVFとタイ不妊治療・体外受精治療専門家チームによって設立されたジョイントベンチャーです。オーストラリア最初の体外受精に成功したシドニーIVFとタイ不妊治療専門家が共同し、高度な遺伝子研究、検査、診断を業務提携することになりました。

より良いチャンス

最先端の科学、プロフェッショナルなケア、個人的サポートをすることにより、皆様が元気な赤ちゃんを授かる為の可能な限りのサポートを行います。

より良いケア

生殖補助医療を受けるにあたって、精神的な投資が必要であると私達は考えます。スーペリアーARTではナースコーディネーターと科学者のチームによる専門スタッフが治療段階でアドバイスとサポートを提供し、常に質問に対応します。
全ての患者さんに対して、治療前後を通じてカウンセリングサービスを行っています。これにより、ストレスの多い周期中に必要なサポートや診療を行い、個別に調査することでお一人お一人の想いや考え方についてフィードバックする機会を提供します。

最先端の設備と技術

  • 当研究所では世界最先端技術を導入しています。親会社であるシドニーIVFによって開発された多くの先端技術によってオーストラリアの国内外で大幅に受胎成功率が上がりました。
  • 胚盤胞の培養と移植において世界的なリーダーであり高い成果を挙げています。胚盤胞移植はシドニーIVFとスーペリアーARTの標準です。
  •  
  • 胚が遺伝子的な異常がないか検査することで妊娠を最大限可能なものにします。この検査は「着床前遺伝子診断(PGD)」と呼ばれ、スーペリアーARTはこの検査において充実した経験と設備を備えた東南アジアでも稀なクリニックです。ベータサラセミアなど遺伝性疾患の着床前遺伝子診断(PGD)において世界的に評価の高いシドニーIVFの専門技術を提供しています。
  • このPGDにより、初期段階で多くの異常を発見し、妊娠の妨げになるような他の遺伝因子を排除します。
  • シドニーIVFは単一胚移植の経験が豊富で、若い女性が元気な赤ちゃんを出産する可能性を高めます。単一胚移植はスーペリアーARTの標準です。

他のサービスについて

IVF/ICSI
体外胚細胞質内精子注入法

TESE/PESA
精巣内精子採取術、経皮的精巣上体精子吸引術

着床前遺伝子診断(PGD)
異数性スクリーニングや平衡転座や単一遺伝子病突然変異やHLA適合の為の着床前遺伝子診断(PGD)

適応者は以下の通りです:

  • 不妊に悩む夫婦
  • 夫婦いずれかに遺伝性疾患がある場合
  • 夫婦二人とも遺伝性疾患の保因者である場合
  • 医学上、男女産み分けが必要な夫婦
  • 何度も流産を繰り返している夫婦

スーペリアーARTでの治療を受けるには?

当センターで治療を受けるには、次のいずれかの手続きをお取り下さい:

  • こちらまで直接連絡し、提携先医師の予約をお入れ下さい。
  • 通院先の産婦人科医にスーペリアーARTへの紹介状書いてもらって下さい。
お問い合わせは電話番号03-6868-9099(日本からIPフォーン)、083-688-9099(タイ国内)またはお問い合わせからお問い合わせ下さい。
スーペリアーARTでは最先端の設備と技術を提供します。

スーペリアーARTでは世界最先端技術を導入しています。親会社であるシドニーIVFによって開発された多くの先端技術によりオーストラリアの国内外で大幅に受胎成功率が上がりました。

01

受胎成功率に大革新をもたらした孵卵器「MINC  mini-incubators」は、低酸素レベルを保つことで人の卵管の自然環境を再現し、胚の成長に必要な量の二酸化炭素を提供します。

02

孵卵器の中で胚は流動培地で育てられます。IVF周期の成功は培地の品質によって左右されます。そこでシドニーIVFでは特製培地を開発、現在45カ国で使用されています。

03

胚盤胞の培養と移植: 5日目胚盤胞移植において私達は世界のリーダーです。子宮に移植する前に胚をもう少し長く成長させることによって、最も成長に適した胚を選別しやすくなります。これにより体外受精による成功率が上がりました。胚盤胞移植はシドニーIVFとスーペリアーARTの標準です。

04

5日目に胚盤胞の生体検査を着床前遺伝子診断(PGD)の為に行い、通常結果は移植するように当日中に分かります。胚が遺伝子的に異常はないか検査して妊娠を最大限可能なものにします。スーペリアーARTは充実した経験と設備を備えた東南アジアでも稀なクリニックです。ベータサラセミアなど遺伝性疾患の着床前遺伝子診断(PGD)においては世界的に評価の高いシドニーIVFの専門技術を提供しています。

着床前遺伝子診断(PGD)、異数性、均衡型転座、単一遺伝子病、HLA適合の為の 着床前遺伝子診断(PGD)も行っています。初期段階で多くの異常を発見し、妊娠の妨げになるような他の遺伝因子を排除します。

06

胚の凍結保存では、IVF周期で残った明らかに健康な胚を凍結保存します。胚の凍結保存で一度の刺激周期で何度も受胎を試みることが可能です。ただし全ての胚が凍結保存に適している訳ではありません。

スーペリアー ARTでは最新技術を使って胚凍結を行います。ガラス化法は従来の胚盤胞緩慢凍結に変わる手法です。ガラス化法では超急冷法を用いて、氷晶形成で胚盤胞の細胞が破壊されるのを防ぎます。ガラス化法により凍結胚の移転に続き、凍結胚盤胞の生存率、妊娠率が増加しました。


単一遺伝子 病のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による着床前遺伝子診断(PGD)

スーペリアーARTではシドニーIVFの専門知識と技術を用いて単一遺伝子 病の為の着床前遺伝子診断(PGD)における革新的な業績において世界的に有名です。シドニーIVFでは胚を93の症状において検査することに成功しました。

  • アルファサラセミア
  • ベータサラセミア
  • 乳癌1型遺伝子
  • 乳癌2型遺伝子
  • 嚢胞性線維症
  • HLA適合
  • 眼皮膚白皮症
  • X染色体性副腎白質ジストロフィー
  • X染色体性コロイデレミア

スーペリアーARTでは遺伝子と変異さえ分かればどんな単一遺伝子病であっても通常検査が可能です。遺伝子の影響を受けない子供からヒト白血球抗原エキスHLA適応判断の為に着床前遺伝子診断(PGD)も行っています。

《10年安心IVFプラン 10日間滞在》

IVFをご希望の場合のパッケージ内容とその料金

1.パッケージ内容
2.パッケージ料金
3.治療方法について
4.弊社アテンドについて

1.パッケージ内容  

治療内容
・OPU(卵子、精子摘出)
・IVF(体外受精)
・FISH(着床前検査)
・ET(胚移植)
・FEF(受精した胚の冷凍保存10年分)

・往復航空券2名様
・ホテル宿泊10日間(スクンビットにあるレガシースイートの予定です。)
・院内経費
・院内食事(一回分)
・アテンド、介助
・通訳、翻訳(タイ語、英語、日本語)
・リムジン送迎
・国際携帯電話レンタル

2.パッケージ料金:36,200バーツ

内訳:
不妊治療費:210,000バーツ(今日のレートで560,000円)
アテンダンス費:126,200バーツ(今日のレートで336,550円)

3.治療方法について

治療内容:
・OPU(卵子、精子摘出)
  男性の方:メンズルームにて精子を摘出し、保存します。
  女性の方:局所麻酔2時間をかけてから、卵子を医療器具にて担当医師が摘出します。摘出は15分程度です。

・IVF(体外受精)
  摘出された卵子、精子をできるだけ多く利用し、それぞれを受精させ 専用パレートにて培養いたします。

・FISH(着床前検査)
  専用パレートにて培養された胚をひとつひとつ、見て遺伝子的に問題がある かどうか、男子、女子の産み分けなどの分別を行生存率のよい、健康な胚を探します。

・ET(胚移植)
  正しく、患者様の希望にあう胚を女性の子宮内に意思が医療器具を用いて 移植します。着床を確認したら、終了です。

・SEF(受精した胚の冷凍保存10年分)
  摘出した卵子、精子を冷凍保存し、仮に、赤ちゃんに恵まれなかったとしても、 2回目以降に可能性をつなげます。専用冷凍質に10年間高品質で保存いたします。

4.弊社アテンドについて

弊社は、タイに本拠地をおき、医療ケアサービスを専門に扱う企業で
6年以上の経験と実績がございます。タイ語、英語、日本語で医師、病院、看護師、ホテル、現地人たちとコミュニケーションをはかりながら、医療を受ける患者様のすべての身の回り、医療機関内のサポート、介助を行います。
提携医療機関と情報共有をしながら、患者様が安心して治療できるよう尽力いたして おります。

予約申し込みフォームからご予約をお入れ下さい。

その際、月経周期に合わせて予約を入れることをお勧めします。刺激周期は前回の月経開始日19日目に開始しますので、診察予約日は月経開始日より12日目から18日目の間が理想的です。

リスクについて

体外受精
全ての医療上の治療や手術においてリスクは伴います。体外受精のリスクについては医師より説明を受けて下さい。しかしながら着床前遺伝子診断(PGD)にはそれ以外のリスクが伴います。

着床前遺伝子診断(PGD)におけるリスク
第3日目の胚(通常8個の細胞)からの細胞の摘出(場合によって複数)前後において、胚の成長を止めてしまうことがあります。このリスクは第 5 日か第6日(胚盤胞期)生体検査においては少なくなります。今までのところ、着床前遺伝子診断(PGD)についての催奇形性の報告はありません。

結果は常に正確ですか?
ほとんどの科学検査や医療検査において低い確率ではありますが、正常であるのに「異常」と出てしまったり(偽陽性)、本来は異常であるのに「正常」と出てしまったり(偽陰性)ということがあります。研究発表や当センターのリサーチではポリメラーゼ連鎖反応(PCR)におけるこのような誤診は通常1%以下ですが、個人差があります。

同時に胚か赤ちゃんが検査していない他の症状によって危険に侵されているかもしれません。したがって出生前診断については依然、産科医に相談する必要があります。

着床前遺伝子診断(PGD)で遺伝子の問題を全て検知することは出来ますか?

残念ながら、すべての遺伝子の問題を検知することは出来ません。 多くの遺伝子突然変異の場合、特定遺伝子の正確な構造や位置は知られていません。 ですが遺伝子突然変異における新しい情報は常に入手出来ます。

必ず結果は得られますか?
スーペリアーARTでは検査した胚の95%以上の結果を得ています。

必ず移植可能な胚が得られますか?
残念ながら、絶対ではありません。検査の結果1周期の終わりに全ての胚が侵されていて、どれも移植に適さない場合もあります。

着床前遺伝子診断(PGD)をIVF周期に開始するにあたって
スーペリアーARTで治療をご希望の場合、以下の中のいずれかの手続きをお取り下さい:

  • 通院先の産婦人科医にスーペリアーARTへの紹介状書いてもらって下さい。
  • スーペリアーARTまで直接連絡し、提携先医師の予約をお入れ下さい。
  • オーストラリアのシドニー体外受精に紹介状を書いてもらって、スーペリアーARTでの主な治療方針の指示を受けて下さい。治療はシドニー体外受精とスーペリアーARTとの連携になります。

 

ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による着床前遺伝子診断(PGD)を受けるには、ナースコーディネーターと着床前遺伝子診断(PGD)専門医との予約が必要です。体外受精手順、診断の工程を説明し、検査準備に必要な情報を問診します。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による着床前遺伝子診断(PGD)は体外受精-着床前遺伝子診断(PGD)刺激周期を始める前に終了する必要があります。

お問い合わせは電話番号03-6868-9099(日本からIPフォーン)、083-688-9099(タイ国内)またはお問い合わせからお問い合わせ下さい。

着床前遺伝子診断(PGD)とは?

正常なIVF周期での胚の成長段階において胚培養士の視覚観測に基づき、どの胚を子宮に移植するかを一つあるいは複数選択します。 着床前遺伝子診断(PGD)によって得た胚の詳細な遺伝子検査結果に基づいて、明らかに異常遺伝子を含んでいる胚を除去し選別します。

例えば、もしもベータサラセミア保因者同士が妊娠した場合、25%の確率で子供がベータサラセミアを発症し、50%はベータサラセミア保因者に、25%は影響を受けない確率になります。

着床前遺伝子診断(PGD)による体外受精によって複数の胚を生産し、影響を受けていないあるいは保因である胚を選択することが可能です。

スーペリアーARTは、東南アジアでは稀な最先端の高度生殖補助医療(ART)センターとして精巧な検査を行っている体外受精・遺伝子専門施設です。

着床前遺伝子診断(PGD)はどのように行われますか?

生体検査とは?

着床前遺伝子診断(PGD)は分析の為の胚から細胞の生体検査(あるいは除去)を必要とします。不妊治療のようにIVF周期にて複数の胚を作ります。

多くのクリニックでは胚細胞の数が6-8個の細胞に成長中の第3日目の胚から1つの細胞を摘出して生体検査を行います。

当センターでは高度な胚培養技術により、第5日目に胞胚期と呼ばれる段階で100個以上に胚細胞が増えるまでに成長するまで待つことにより、3-5個の細胞を摘出して生体検査を行うことが可能です。

分析

除去された細胞はまだ体の特定細胞に分化していません。胚のどの細胞にも胚遺伝情報を完全に含んでいます。これは以下の理由から重要です:

  • 胚から細胞摘出後も通常通り成長し続けることが出来る。
  • 分析の為に摘出された細胞は胚の全細胞を代表しています。すなわち細胞の遺伝物質が異常なら、胚も異常であるということになります。

 

スーペリアーARTでは除去した細胞をさまざまな手段を用いて分析します。単一遺伝子疾患で最も多いのがサラセミアとポリメラーゼ連鎖反応(PCR)です。

ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)

ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)はDNAコード断片を何百万にも増幅させて、これによってサンプルのDNAのこの部分が正常であるかの判断が可能です。

例えば特定遺伝子の変異から起きるベータサラセミアの疑いがある場合、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によってこの遺伝子が正常か変異かを見分けます。

HLA適合
またスーペリアーARTでは、HLA適合の着床前遺伝子診断(PGD)も行い、既に影響を受けている子供にヒト白血球抗原(HLA)が適して影響を受けてない胚を生産します。出産時にさい帯血を幹細胞採取して影響を受けている兄姉の潜在的治療に役立てます。


サラセミア
着床前遺伝子診断(PGD)によるサラセミア予防

サラセミア保因者である確率は?
東南アジア、特にタイを含む一部の国において残念ながら多くの人が考えているよりサラセミアはずっと一般的な病気です。タイ人の40%がサラセミア遺伝形質またはHBe抗原の保因者です。保因者率は他民族においては特に地中海系民族が高く、その他の民族では低く、例えば北欧のサラセミア遺伝子が見つかる確率は千人に一人です。タイのサラセミア発症した子供を持つ夫婦は全体のたったの1%強です。

もしサラセミアの家系の場合は保因者率が高くなります。しかしながら、サラセミアを持って生まれた子供の場合でも家族に病歴がないこともあります。

夫婦両方にベータサラセミア保因者の場合、四分の一(25%)の確率で子供がサラセミア保因者として生まれ、二分の一(50%)の確率でベータサラセミア保因者として、四分の一の確率で子供が正常遺伝子で生まれます。以下の図をご覧下さい:

サラセミア

夫婦に一人以上のサラセミアじゃない子供が生まれたとしても、これはサラセミアの保因者ではないということでも、将来の子供が発症しないというわけでもありません。

サラセミアは幹細胞か骨髄移植で治療可能ですが、スクリーニングと着床前遺伝子診断(PGD)で予防が可能です。

サラセミア予防で大切なのは遺伝子 検査です。第一ステップは迅速で簡単で血液サンプルによりサラセミア保因者であるかどうかの診断が可能です。

サラセミアの家系でなく、検査をしていないタイ人夫婦のサラセミア異常遺伝子保因の確率は一人当たり40%であり、夫婦としては約16%になります。子供がサラセミアを発症する確率は1%です。スクリーニングにより、正確にリスクを判断することができます。妊娠を考えている夫婦にとって、この検査を受けることは重要な選択肢です。

もしもサラセミア変異が特定された場合、サラセミア保因者における出産のリスクについて医師から説明を受け、遺伝子についてのカウンセリングを受けて下さい。サラセミアの遺伝子は遺伝しますので、血縁に異常遺伝子を持つ可能性が高くなります。血縁者もサラセミアのスクリーニングを受けるのが望ましいでしょう。
夫婦二人共がサラセミア保因者として陽性結果が出た場合、自然出産で子供が発症するリスクを背負うか、妊娠約12-14週間時に胚検診を受けることにより胚が影響を受けている場合は中絶を選択するか、または着床前遺伝子診断(PGD)(PGD)によってサラセミアの影響を受けていない胚を選択して子宮に移植するかのいずれかの選択肢があります。

サラセミアは、ヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球中のタンパク質)を形成する4つのアミノ酸の鎖のうち1鎖の産生が不均衡なために生じる遺伝性疾患群です。

サラセミアは異常が生じたアミノ酸の鎖によって分類され、アルファ鎖に異常が生じるアルファサラセミアと、ベータ鎖 に異常が生じるベータサラセミアの2種類に大別されます。アルファサラセミアは黒人に最も多く(25%が異常遺伝子を少なくとも1つ保有)、ベータサラセ ミアは地中海地域と東南アジア地域出身の人に最も多くみられます。サラセミアはまた、異常遺伝子を1つもつ軽症型サラセミアと、2つもつ重症型サラセミア に分けられます。

サラセミアはいずれも同様の症状を示しますが、重症度はさまざまです。軽症型アルファサラセミアと軽症型ベータサラセミアでは、軽度の貧血だけで症状はありません。重症型アルファサラセミアでは、中等度から重度の貧血症状が現れ、脾腫が生じます。

重症型ベータサラセミアでは、重度の貧血症状が生じ、黄疸、皮膚潰瘍、胆石、脾腫がみられることがあります。骨髄の活動が過剰になり、特に頭部と顔面の骨が厚く大きくなります。腕と脚の長骨が弱くなり、骨折しやすくなります。

重症型ベータサラセミアの小児は成長が遅く、思春期に達するのが正常より遅れます。鉄の吸収量が増加し、頻繁な輸血が必要となることでさらに鉄が供給されるため、余分の鉄が心筋に集積して沈着し、最終的に鉄の過剰による障害や心不全が生じることがあります。

サラセミアは他のヘモグロビン疾患よりも診断が難しい病気です。1滴の血液を電気泳動法で調べる検査が役立つこともありますが、特にアルファサラセミアでは診断の確証を得にくい傾向があります。このため、特殊なヘモグロビン検査と遺伝のパターンから診断を行います。

サラセミアの多くは治療を必要としませんが、重症の場合は骨髄移植が必要になります。正常な遺伝子を体内に導入する遺伝子治療は、現在研究中ですが、まだ成功していません。



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